FE試験の合格方法

Engineer

こんにちはスパ二郎です。

PE(Professional Engineer)の1次試験であるFE試験(Fundamentals of Engineerings)の合格に向けたアプローチについて書きます。

FE試験はPE(プロフェッショナルエンジニア)になるための最初のステップです。

公には、EAC/ABET認証プログラムの工学部の学位を取得した人、取得しようとしている人向けの試験です。

是非このブログを読んで欲しい人

・PE(プロフェッショナルエンジニア)に興味がある人

・工学系の4年制大学を卒業した人

・海外で将来はたら働きたい人

・英語と工学を同時に学びたい人

・名刺にP.E.を載せて載せて箔がほしい人

FE試験とは

前述の通り、Professional engineerになるための最初のテストです。

詳細は以下の通りです。

FE exam
試験問題数110問
試験時間5時間20分
試験費用$175
試験日程年中受験可能(年4回まで)
試験会場Pearson VUE test centers
試験形式CBT(コンピュータ形式)

また、合格率は年度や専攻かもくによって異なりますが、2022年の場合は、概ね60%前後といったところです。

出典:NCEES pass rate

受験資格

工学系の4年制大学の卒業している人であれば受験できます。

公にはEAC/ABETプログラムに認証された大学を卒業した人が受験資格がありますが、EAC/AEBTプログラムに認証されていない大学を卒業してたとしても、受験資格はあります。

しかし、卒業した大学から英語版の卒業証明書と成績証明証を発行して、試験機関であるNCEESに送付する必要があるので、準備はしておきましょう。

海外に居住している場合は、大学の工学部の総務課に連絡して事情を説明すると、証明書などを無料で発行してくれるケースがあるよ!

EAC/ABETとは

PEは米国の国家資格でもあるため、基本的には米国の大学で取り入れられている教育プログラムのことです。

米国の大学であれば、大体は対象ですが、日本の大学は殆どが残念ながら対象でありません。

参考に、EAC/ABETに認証されているかは、こちらか検索ですます。

APS

PEライセンサーとして州登録する上では、最終的にはEAC/ABET相当であることを証明する必要がありますが、FE試験の時点では問題ありません。

詳しくはこちらを参照ください。

FE試験 申し込み方法

登録の手順は以下の通りです。

①NCEESのマイアカウントを作成 (Create account)

②卒業大学の卒業証明書を発行してNCEESに送付 (Issue certificate and send it to NCEES)

③卒業大学をNCEES上に登録 (Verified Education information)

④試験を申し込む (Register for an exam)

NCEESのアカウント作成

まずはNCEESのマイアカウントを作成してしましょう。

NCEESとはNational Council of Examiners for Engineering and Surveyingの略で、要はPEに関する試験機関です。

NCEESが窓口となって、試験を申し込んだり、卒業校がABET相当であることを証明したり、州登録のサポートしてくれたりします。

FEやPEの試験問題集も販売しており、試験に関する情報が沢山載っているので、まずはNCEESに登録しましょう!

卒業証明書(英語版)を発行&送付

試験を申し込む前に、卒業大学をNCEES上に登録する必要があるので、面倒くさいですが大学から卒業証明書の英語版を発行して、NCEESに送付しましょう。

NCEES上で卒業大学を登録

数日すると、NCEESの「Education」情報がアップデートされ、「Verified」となれば試験を申し込みできます。

試験の申し込み

その後、「Register for an exam」にて対象の試験を選択して申し込みます。

申し込みが完了すると、購入履歴「Order history」にFE examが追加されます。

受験料は$175です。

同時に対象試験のPractice examも購入して勉強しましょう。

勉強方法

大学を卒業したばかりで、記憶が新しい方は、FEの試験勉強は苦ではないですが、社会人になって数年以上の方はそれなりに勉強時間は確保が必要です。

また、試験の問題自体は難しくはありませんが、出題範囲が広く、試験は全て英語ですので、試験内容を理解して解くための勉強時間が必要です。

試験勉強の目安としては

  • 大学卒業したばかりの人:3〜5カ月
  • 大学卒業してかなり工学知識を失った人:6〜12カ月

また、機械系(Mechanical)の出題範囲は以下です。

  • Mathematics
  • Probability and Statics
  • Computational Tools
  • Ethics and Professional Practice
  • Engineering Economics
  • Electricity and Magnetism
  • Statics
  • Dynamics, Kinematics and Vibrations
  • Mechanics of Materials

専攻の機械系の問題は全体の33%くらいです。

それ以外は数学や倫理、高校物理レベルの電気磁気に関する問題です。

全問題において、特別難しい出題問題なはく、全て基本的な問題で解くための公式さえ分かれば簡単です。

重要なのは、英語です。

問題が簡単でも、内容を理解できなければ解けないので、出題されている意図をしっかり理解するための試験勉強は必要です。

英語の構文自体は難しくありませんが(高校レベル)、単語が専門的な場合があるので沢山解いて慣れましょう。

おすすめ参考書

おすすめは、こちらです。

NCEESがOfficialに販売しているPractice examは、実際のテストと同じ出題数なので、模擬テストとしてもお勧めです!

まとめ

以下まとめです。

  • FE試験はPEライセンサーになるための最初のテスト
  • 受験資格は4年制の工学系大学を卒業した人(日本の大学でも問題ない)
  • 申し込みはNCEESから
  • 出題される問題は基本的な問題ばかりだが、工学英語を理解する必要あり
  • お勧め教材はPPI社のPractice Problems

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